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2012.05.14.Mon イタリア、サチーレ その2 

 

ファツィオリ本社まではこんな長閑な風景が続きます。



こちらが新工場兼ホール。

一通り、ピアノを造る工程を案内して頂きました。木の良い香りが漂い、とても明るい工房は大変効率の良い配置で、職人さんの手作業と最先端の技術が見事に融合していて非常に面白い工房でした。

次に、そのままF308など何台かが置かれている場でF308を数時間弾かせて頂いたあと、いよいよホールへ。工房からホールまで直通というのがまた理想的です。





ピアノはF278、通常のフルコンサイズです。
ここで落ち着いて3時間弱弾かせて頂きました。



F308(まあほぼ出来立てほやほやだから仕方がない)を弾いた時も感じたことですが、ピアノが中々起きません。
1時間弾いてようやく立ち上がってきたかな程度。最初はピアノが寝ているので、高音はモコモコして出ないし、ピアノが重たいこともあり反応がとろかったりします。しばらく弾いてピアノ全体が纏まってくると、途端に反応が良くなりダイナミックな表現が出来るようになります。ファツィオリ特有の濃く太い響きが美しく伸びて行きます。そして、ピアノが鳴り始めると、今度はとてつもなく弾きやすいピアノに変貌します。また、ホールもすばらしく、このまろやかで全帯域において何処まででも伸びて行く濃い音が美しく響いて行く様が演奏者本人にも大変よく伝わってきます。このホールはお客さんの入り方や楽器編成、音楽のジャンルなどに合わせて、音の伝わり方を調整することが出来るそうです。





ファツィオリピアノは外見も大変美しいピアノですが、音色にも独特な気品高い美しさがあり、その響きを聴いているだけでも大変な満足感に浸れます。
丁度2時間くらいたったころ、今度は音が立ってきました。これで表現の幅がかなり広がります。ショパンのバラード1番なんかは、この2時間を過ぎた辺りから段々と自分がやりたい事が増えて来ます。ハイドンのソナタ(バリエーション)Fの6番なんかは、このピアノでずっと練習していたい程です。
このピアノの変化は東京の自宅近くのショールームで弾いた時は分かりませんでした。
それに、ちゃんとした立派なホールで弾けるというのもかなり貴重な体験だったと思います。

とまあ大満足ではあるのですが、欲を言うとあと4時間くらい弾きたかった。というのもまだこの段階ではピアノが完全には起きていなかったので、その先が気になります。
まあ東京に帰れば、いつでも近所で弾けるし、まあいいか、などと自分に言い聞かせながらホールを後にしました。

このF278中々気に入っているのですが、個人的には圧倒的にF308の方が好きです。
最初に弾かせて頂いた出来立てほやほやの寝ぼけたF308ですら、楽器のスケールの違いを見せ付けてくる程です。
パオロさん曰く、ファツィオリは一生進化し続けるとのことで、今後がますます楽しみな楽器です。

大変有意義な工場見学でした。


| 17:16 | comments(0) | 音楽 |

2012.05.11.Fri イタリア、サチーレ その1

 

写真はアムステルダムからヴェニスへ向かう機内から。山が沢山。

ということで、イタリアへ来ました。
何しに行ったのかというと、サチーレ市で開かれているピアノコンペティションを覗くのと、ファツィオリ本社へお邪魔するためです。



ピアノコンペティションが行われている市内の劇場。
もちろんピアノはファツィオリ。

と、その前に、サチーレ市からヴェニスまでは1時間ちょっとなので、ヴェニスへ行ってみました。
何だか知りませんが、とっても暑くて、イタリア国内からの観光客がやたらと沢山いて、ゴンドラは渋滞しているし、海上は水上バスがクラクションを鳴らしまくりの混雑状態。イメージと大分違うし、別に買い物したい訳でもないし、こんな所に長居すると疲れそうだったので、適当に一周してさっさとサチーレへ戻りました。で、移動手段はちょっと早めの電車なんですが、これまた車内が物凄く暑い。

さて、サチーレへ戻ったわけですが、まあ写真でもどうぞ。


突き当たりが宿泊先「ホテルDue Leoni」です。
サチーレ中心部の広場。



ホテルの客室。
とっても立派なホテルで大変寛げます。ボストンのコモンウェルスホテルなんかより、全然立派です。









右側がアイスクリーム屋さんで子供達が毎日並んでます。

で、コンクールの詳細はhttp://www.pianofvg.eu/en/competition_2012/index.htmlを見てください。

そうそう、コンクールを見に行く前にホテルの前をうろうろしていたら、偶々パオロ・ファツィオリさんと会いました。
ちょっとお話して、また後ほど。

このコンクールに合わせて、街ぐるみで色々なイベントも開催していました。
ファツィオリピアノの展示も中々面白かったですが、湿気を吸いすぎたのか、アクションの反応が悪く、更にあまり弾かれていないピアノ達だったので、音も重たく眠ったままで、まあ本当に見るだけの展示でした。一応デモということで、ファツィオリの自動演奏ピアノが置いてありましたが、このピアノは中々良く出来ていて、自動演奏なのに結構面白かったです。まあパオロさんの事ですから、何かしら斬新なことでもやったのでしょう。鳴りも良いので、ピアノを普段弾かない人が自宅に置いておくのに良いと思います。下手なピアニストを呼んだりするより、音も良いし、ダイナミックだし、おすすめです。ちなみにシルバーモデルでした。

次回はファツィオリ社訪問です。
では。


| 20:21 | comments(0) | 音楽 |

2012.04.23.Mon Sandrine Piau

 さて、一昨日はニューイングランド音楽院のジョーダンホールでSandrine Piauさんのコンサート。
あまり声を張上げないし、囁き声までもが明瞭でちょっとびっくり。声楽のコンサートは最近学生さんの物が多かったので、久しぶりにプロのを聴いたのですが、まず声量が違うし、明瞭度も全然違うし、なんか面白かったです。ピオーさん、結構舞台の上をウロウロするのですが、観客に背を向けて声を反射させてみたり、徐にピアニストの横に座ってみたり、色々やってました。去年より痩せた気がします。
で19日の夜はBSO。ベートーヴェンの交響曲1番とメンデルスゾーンのOverture and Incidental Music to A Midsummer Night's Dream。 これ有名な曲ですが日本語で何て呼ばれてるの?当方知りません。
学生のタダ券を使ってみたら、とんでもない席になってしまいました・・・。一番前の中央・・・。
さすがにバランスの悪さに笑うしかありませんでした。しかも先生と目が合うし・・・。でもチェロが上手かったな〜。まあハッキリと変な風に分離した直接音が聞こえて来ますから、ある意味面白いかも。
しかもコーラス隊は間接音になるし。あとナレーションのClaire Bloom さんが物凄く上手かった。
まあ次回からはまたバルコニー席に戻るので、たまにはこんなのもありかなと。


| 12:44 | comments(0) | 音楽 |

2012.04.09.Mon SST Son of Ampzilla 2000.

 先週末はChristoph von Dohnányi 指揮BSOでブラームス、ジャーマンレクイエムでした。
ソプラノがAnna Prohaska さん、バスバリトンがHanno Müller-Brachmann さん。そしてタングルウッドのコーラスと勿論オリバーさんのコーラス指揮。
ソリストの方々はまあ割りと普通でしたが、中々聴き応えのある演奏でした。ただ、第一ヴァイオリンの某国の方々にはちょっと失望。後で注意されていましたが、まあいくら長い曲だからって地に足着けないでブラブラして弾いちゃだめでしょ。常連さんも「BSOも落ちた物だね」なんて言っていましたが、本当に落ちたものですね。

で、ひょんな事からジェームズ・ボンジョルノさんからEメールを頂いたのですが、まあどこもオーディオは本当に売れないようで。特にSon of Ampzilla 2000は売れないようで。何かクラクラするような魅力的なお誘いについ使ってあげたくなるのですが、まあアンプは余っているくらいなので、さすがに買わないし。皆さん買ってあげて下さい。どっかのアンプでも買おうかなと思っている方、SSTへご相談、ご連絡を。是非。元気の良い音が好きな方、Ampzilla 2000ではなく、Son of Ampzilla 2000を是非。


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